2014年02月10日
- 2014/02/10 本日月間事業構想の取材を受けました
- 2014/02/10 トレーニングから就職へ
- 2014/02/10 「一人一秒のプレゼント」
本日月間事業構想の取材を受けました
就労困難者の雇用創造に取り組むアイエスエフネットグループにおいて、
特例子会社アイエスエフネットハーモニーの責任者を務めている成澤俊輔と申します。
昨年12月に京都で開催された日本最大級の社会起業家カンファレンスでグランプリを頂戴し
その時の審査員に事業構想大学大学院の瀧本客員教授と御縁があり本日改めて
渡邊代表の「月間事業構想」のために取材にいらっしゃいました。
私も事前のアイエスエフネットグループの施設見学や取材のサポートをさせていただきました。
メディアのみなさんにご支援いただくことでより多くの方々に就労困難者の雇用創造というテーマに
興味を持っていただければありがたいです。
3月1日に発刊予定なのでまた、ご報告させて下さい。


トレーニングから就職へ
就労困難者の雇用創造に取り組むアイエスエフネットグループにおいて、
特例子会社アイエスエフネットハーモニーの責任者を務めている成澤俊輔と申します。
日常の就労困難者の雇用創造という取り組みの中で心温まるエピソードを紹介してまいりたいと思います。
私がFDAのトレーニング時からサポートさせていただいているOさん、現在アイエスエフネットハーモニーに
所属しながら誰もが知る優良企業に派遣にて業務を行っています。
先日、下記のようなメールを頂きましたので一部ご紹介します。
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本日は初出勤でした。
会社の方々も、私の体調を気にかけて下さり
丁寧に接して頂きました。
この会社で成長させて頂き、私だから来る仕事を見出していきたいと
思う所存です。
このようになれたのは、まぎれもなく成澤理事、そして林事務局長の
ご尽力のお陰です。
そして渡邉社長、本村副社長、杉岡専務、白砂さん、
私に関わって下さった皆様の後ろ盾があってこそです。
感謝の言葉もございません。
私、本日は奇妙な事が重なりました。
会社への出勤途中に、私がISFnetライフ所属になる際に担当してくれた
福祉事務所の方と数ヶ月振りに偶然会いました。
短い立ち話でしたが、「頑張ってくださいね」と声を掛けて頂きました。
携帯には同僚から励ましのメールを頂きました。
出勤が終わり本社へ向かう途中では、偶然に林事務局長にお会いしまいた。
林事務局長は、淡々と会社の方々がどのような対応をしてくれたかを
尋ねて頂きました。
こんな時でも一番大切な事をピンポイントで聞いてくださる仕事への
意識の高さに、驚きと感謝の念を感じました。
成澤理事は、体から湯気が出そうな程エネルギーに満ち溢れながらお越しくださり、
書類を持ってきて下さり豪快に笑って下さいました。
なんて爽やかな方なんだ、と改めて感じました。
今日は久しぶりに信濃町へ歩いて行きました。
ちょうど1年前から歩き続けた道です。
そして、私を愛してくれている方がこんなにもいる。なんて私は幸せな奴なんだ、
と感じずにはいられませんでした。
成澤さん、林さん、私の人生の扉を開いて下さいまして本当に有り難うございます。
心からそう思います。言葉も出ません。有り難うございます。
今後とも宜しくお願い致します。
私は成澤組を卒業しません。ずっと心で繋がっています。
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今後も就労困難者が一歩前進できるよう、全力投球してまいりたいと思います。 ●NPO法人FDAはNPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!|gooddo(グッドゥ)に登録しております●ご支援お願い申し上げます。 http://gooddo.jp/gd/group/fda/
「一人一秒のプレゼント」
就労困難者の雇用創造に取り組むアイエスエフネットグループにおいて、
特例子会社アイエスエフネットハーモニーの責任者を務めている成澤俊輔と申します。
アイエスエフネットグループの渡邉代表の著書でも掲載されていますが、
「一人一秒のプレゼント」というお話があります。
このお話は実話で、困っている一人のためにみんなが一生懸命頑張ることの素晴らしさが
身に染みて伝わる内容となっております。
当社では朝礼時などの様々な場所で話されていますが、その度に感動とともに誰かのために今日も頑張ろうという気持ちになれます。
ご存知の方は多いと思いますが、この感動を共有するために、「一人一秒のプレゼント」を掲載させていただきます。
「一人一秒のプレゼント」
それは太田先生の前の学校でのお話です。先生が担当されていたクラスに脚の悪い男の子がいました。
名前は正博で、皆から‘マサ’と呼ばれていました。マサは右脚が不自由でした。
でも明るい性格で、友達とグランドでサッカーをしたり、体育の授業にも参加するがんばり屋でした。
その学校にも運動会が近づいて、学級対抗リレーの練習に熱が入り始めたころ、その問題は起こりました。
ある日、太田先生が放課後、職員室に残っていると、マサが入って来ました。
そして元気のない声で言うのです。
『ぼく、学級対抗リレーには出ません』
『どうしてなの』
太田先生はマサの顔をのぞき込みました。
『・・・・』
マサはおしだまってうなだれています。
『がんばり屋の君らしくないな。先生は、マサの走りは素晴らしいと思っているのよ。
マサが一生懸命走っているのを見るとね、先生ももっともっとがんばらなきゃって思うんだ』
マサは体を固くして、下を向いています。そして、やっと重たい口を開くと、
『ぼくが走ると負けるから。ぼくのせいでクラスが負けるのがいやだから』
そう言うと、肩を大きく振りながら職員室を出て行きました。
次の日、太田先生は、マサと仲のいい子にどうしてマサがそんなことを言い出したのか尋ねてみました。
すると、クラスの一部の子が
『マサがいる限り一等にはなれっこない』
と話をしているのを偶然本人が聞いてしまったと言うのです。
その日の学級会で、太田先生は、マサがリレーに出ないと言っていることと、その理由を皆に話しました。
そして、こんなことも付け加えました。
『リレーは、みんなが力を一つに合わせてがんばるところが素晴らしいんだよ。
大切な友達を傷付けながら優勝したって、何がうれしい?どこが素晴らしい?』
マサは、机をバン!と叩たくと立ち上がりました。
『先生、もういいんです。ぼくがちゃんと走れないのが悪いんだから』
みんな下を向いて、沈黙が続きました。すると、ある男の子が手を上げました。
『マサ、走れよ。クラスみんなが、一人一秒早く走れば、三十八人で三十八秒早く走れる。
そしたら勝てるよ。』
その日から、子供たちは毎日遅くまで、それは熱心にバトンタッチや、走る練習を重ねました。
マサも練習に参加していたことは言うまでもありません。
そして、いよいよ運動会の日、マサはみんなの声援の中、歯を喰いしばって、最後まで走りました。
そして、クラスメートもマサへのプレゼントの一秒のために、全力を尽くして走り抜きました。
他のクラスは、バトンを落としたり、転倒する子もあって、マサのクラスは本当に一等賞になったのです。
太田先生は、みんなと‘バンザーイ’とさけびながら、涙のむこうの子供らの笑顔がまぶしくて仕方ありませんでした。
(抜粋:奥村久美子「一人一秒のプレゼント」『ありがとうを伝えたい 第二集』芸術生活社) ●NPO法人FDAはNPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!|gooddo(グッドゥ)に登録しております●ご支援お願い申し上げます。 http://gooddo.jp/gd/group/fda/