メッセージ
- 2017/10/28 家族に「大丈夫」と「選択肢」を伝え、民間企業の可能性を感じてもらう
- 2017/10/14 原点回帰
- 2017/09/05 とっておきのプレゼント
- 2017/08/24 病院でのできごと
- 2017/08/21 「俺」が「僕」に変わった日
家族に「大丈夫」と「選択肢」を伝え、民間企業の可能性を感じてもらう
「もっと早く出会いたかった」という言葉をよくいただくので、
今回は18歳以下の障がいを持つ子どもの家族向けに
FDAがコンサルティングをしている2社の会社見学会を行いました。
ちいさな赤ちゃんやひきこもっている本人や旦那さんも同席してくださり
午前・午後それぞれ約15名の参加がありました。
大企業のほうが障がい者雇用されやすい
何のために障がい者雇用をしているのか
家族は企業に対して疑問を持っていたり、
子どもがコミュニケーション能力や何かを判断することに課題を感じていたり、
いろいろな不安や幻想などを目の前で解決したり見てもらうための時間を作ることができました。
そしていつもチャレンジを続けてくれている経営者や障がい者雇用の担当者に
家族の生の意見をきいてもらい原点回帰をしてもらったり、
「私たちだけでなく家族も雇用の支援をしてくれるのなら」と感じてもらえたのであれば嬉しいです。



原点回帰
障がい者雇用というフィールドで様々な仕事をしてきましたが、
視覚障がい者の支援についてほぼ実績が作れていません。
そんな中、とあるご縁で土井治療院を経営する土井社長にお会いしました。
共感することが多く、お仕事を一緒にすることとなりました。
また改めてネットで発表させてもらいますが、今回は一緒に対談をし、
その後FDAのトレーニング生向けに講演をしていただきました。
講演後には何名かのトレーニング生やスタッフが実際に針を打ってもらっていました。
具体的に視覚障がい者の雇用という領域で土井さんとイノベーションを起こせることが楽しみです。
■土井治療院
https://www.doi-hari.com/

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とっておきのプレゼント
当事者・家族・支援者・企業など、様々な方に集まっていただき、
ランチを食べながらのテーブルでの質疑応答やトークショーなど
とても盛り上がりました。
最後に先日受賞した人間力大賞のお祝いにプリントマカロンをいただきました。
見えない僕にこのようなプレゼントをあげるのはどうか、と思われたそうですが
あえてそんなことを気にせず説明をすれば思いが伝わると思い、
プレゼントさせていただきました、という黒岩さんのおもてなしに心から感謝を申し上げたいと思います。
■ル・クロ
http://www.le-clos.jp/menu/
■ル・クロラボ京都
http://www.le-clos.jp/chocolabo/



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病院でのできごと
大学病院含め、いろいろな病院に通いました。
網膜色素変性症という病気は治療法もなく
遺伝性もあり、医師に解決することはとても難しい病気です。
中学時代にいまの担当医に出会い、人生を救ってもらいました。
よく講演会などで話もしますが、20代前半で実質失明状態になりました。
しかしその状況を受け止めることができず、その状態で数年過ごし、
実際に診断書などで具体的に視力などがないと書かれたのは最近のことです。
数年前にも急きょ診断書が必要となり、近くの病院に通った時にも傷つくハプニングがありました。
今回数年ぶりに障害年金のために診断書が必要で、通院をしました。
また社会保険労務士の先生にも下記のようにコメントをもらいました。
・矯正の欄に「不能」と追記
・視野および中心視野の空白に「測定不能」と追記
・進行性の病気である→「回復は期待できない」に訂正
病院や行政手続きをすると毎回もやっとすることがあります。
きっと自分の目のことを自分が一番期待しているんだと思います。
「もう光しか見えない」と捉えるか
「まだ光が見えている」と捉えるかも考え方次第かと思います。
これからも試行錯誤しながら生き抜いていきたいです。 ●NPO法人FDAはNPO/NGOを誰でも簡単に無料で支援できる!|gooddo(グッドゥ)に登録しております●ご支援お願い申し上げます。 http://gooddo.jp/gd/group/fda/
「俺」が「僕」に変わった日
先日、入所したての20代で精神障がいを持つトレーニング生と面談をしました。
「FDAに入って変わったことは何ですか?」
と聞くと本人は
「素直になった」
と言っていました。
彼はトラックや車の運転が大好きで、とても男らしい青年です。
具体的に何が変わったのかと聞くと
「人生で初めて自分のことを俺でなく僕と言えるようになった」
と話してくれました。
ずっと自分を強く見せたり、自分をかっこよく見せるために、
自分としては嫌だったけれど昔から俺と言い続けていたそうです。
確かに面談でも僕は、と言っていました。
そうやって自分の変化に気づくことができたのは、大きな成長だと思っています。
やっぱり、直接利用者さんと関わることが一番元気をもらえます。
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